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果てしなきDB覇権の戦いの裏に

 2010-05-14
先日、独SAPがアメリカのSybaseというリレーショナルデータベースの会社を買収する発表がありました。

世界のITビジネスも景気の影響を受けて低迷していますが、思い切った投資の決定です。
58億ドル、約5400億円、プレミアムもかなり乗っている価格です。

何故、そこまでしてSAPは、今時サイベースを買ったのでしょうか?
実は、以前にもADABASというDBの会社を買ったことがあります。
アダバスは、SAPと同じヨーロッパの会社で、SAPはアダバスを使っているユーザーを十分サポートする必要があったようで、あまり攻めの投資という印象はありませんでした。
ライバルのオラクルもそんなに反応しなかったですね。

今回のサイベースは、どうなのでしょうか?

私の印象は、サイベースは業界では金融の一部で活路を見出しているニッチに近いDB会社です。
オラクル、MS、IBMが大きなシェアを持っています。
特にオラクルは、ビジネスコンピューティングでは、揺ぎないほど大きなシェアーを持っています。

一方、DBメインのオラクルに対し、SAPは、ビジネスアプリがメインです。
何故、SAPがDB会社を買収するのでしょうか?
その理由は、SAPのビジネスアプリがDBの上に乗って走っていることにあります。
つまりSAPのビジネスアプリの土台では、相当数オラクルのDBが動いているわけです。
するとどうなるでしょう。
DB以外にビジネスアプリにも力を入れているオラクルは、積極的にSAPのビジネスアプリがスムーズに走る環境を開発するでしょうか?
SAPからすれば、オラクルにDBを握られた環境で多くの顧客がSAPのビジネスアプリを使うことに危機感があるでしょう。

そんな背景が見えてくると、何故SAPがDBを少しでも囲い込もうとしているか見えてくる気がします。

それにしてもサイベースは、影響力からいえばマイナーではないかという見方もあると思います。
たしかにそうも見えます。
しかし、これから展開するモバイルやクラウドの世界でSAPがこれまでやってきた大規模基幹システムを身軽に動かして行くために、サイベースが持っている技術に魅力があったのではないかと思います。
DB戦争だけの理由では、とても効率的な投資には見えません。
SAPは、トップ人事を変え、一時振れた営業傾斜経営から、技術傾斜に揺り戻しています。
そんな背景も影響しているのでしょう。

さてこれからシステムのアウトソーシング化、クラウド化、ペイパーユーズ化がドンドン進んでいきます。
IT企業にとっては、新しい構図のどこに投資するか勝負のしどころです。










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